東海道新幹線の名古屋から西へひと駅、岐阜羽島駅前に新しくできたゲストハウス岐阜羽島心音COCONE(ここね)を訪問し、オーナーの川島さんにお話を聞いてきました!
ゲストハウス岐阜羽島心音(COCONE)を訪ねました!
岐阜羽島ってどんなところ?
東海道新幹線の岐阜羽島駅は、名古屋からひかり/こだまで1駅、米原から1駅の東海と近畿をつなぐ部分にある駅です。新幹線のために出来た駅で、他のJR線の接続がないため、以前は岐阜羽島駅といえば「周りに何もない。コンビニもない」という話を聞いたことがありましたが、今は駅ナカにコンビニもカフェもありました!(ただし深夜は閉まっている)
高速道路でも名古屋圏から近く、高山方面へ抜ける東海北陸自動車道にも抜けやすいことから、最近は特に中国系の観光客が激増していて、近隣には中国人団体専用のようになっているホテルもあるのだとか。
新幹線岐阜羽島駅からすぐ!新築のゲストハウス
東海道新幹線・岐阜羽島駅。お隣の米原駅に降り立ったことはありますが、こちらで降りるのは初めて。「何にもない」という先入観が強いからか、降り立ったときの印象は「全然そんなことない!きれい!」。特に駅構内は最近リニューアルされたと思われる新しめのカフェやコンビニもあります。
ゲストハウス岐阜羽島心音COCONE(以下COCONEと表記)はその岐阜羽島駅から徒歩3分。駅から見えるんじゃないか?というくらいの近さです。2019年4月に新築でつくられたゲストハウスは、外観はアパートのよう。実際個室型のお部屋は戸別の玄関がある仕様になっています。
建物の横から階段を上がったところに受付玄関があり、その奥に2つのドミトリーとキッチン・ラウンジスペースが併設されています。
女性用ドミトリーの設備充実、心遣いがうれしい
ラウンジを挟んで2つあるドミトリーのひとつは女性専用。設備も水回りや鏡を多く使う女性にあわせた設備(男性用よりも備品もスペースも多い!)がうれしいところです。またドミトリー泊でもタオルやアメニティなど無料で使えるグッズも多くオトクな気分が味わえます。
ドミトリーの2段ベッドは、オーナーが他のホステルなどを試泊したなかでこだわった上段のベッドでも安心して使える階段方式を採用しています。この仕様、わたしも好きなんですよね。
どうしても夜中にお手洗い行きたい・・・なんてなったときに、通常の二段ベッドやカプセル方式の上段だと梯子を降りるのが面倒になったり、うっかり落ちそうになったりするのですが、この方式だとその点、足元がしっかりしているので安心。半カプセルのような空間だからプライバシーも守られやすいといういいことづくめ!
キッチン設備が充実したラウンジ
チェックインカウンターの奥に共有ラウンジとキッチンがあります。
ラウンジはドミトリー定員20名が埋まるとちょっと窮屈かな、という感じはしますが、カウンターテーブルでは電源がしっかり確保できたり、当然Wi-Fiフリーなので、ちょっとした仕事をここでしたり、という使い方にはよさそう。
また、2つのドミトリーともこのキッチンとラウンジを通る動線になっているので、宿泊している人同士ここで必ず顔を合わせることになるので、交流が生まれやすいという効果もありそうです。
キッチン設備がしっかり自炊に対応しているのもよいところ。食器や調味料、大きめのシェア用冷蔵庫など、長期滞在しても万全!ですね。館内ではないのですが、同じ館の中にコインランドリーと格安チケットショップがあるのも便利です。
そうそう、駅からゲストハウスに来るまでの道すがらにあって驚いたのが新幹線自由席の格安チケット自動販売機!名古屋にパッと移動する人などが駅構内で買わず、こういう機械で購入してさっと移動したりするんでしょうね!ちょっと驚きでした。
3部屋あるキッチンつきの個室が人気!
個室は完全にコンドミニアム形式。玄関から入るとキッチン、独立バスルーム、トイレ、テレビ、エアコンがあり、自炊にも当然対応しています。1LDKの間取りで広さも充分、5名定員なのでファミリーで来ても十分余裕をもってくつろぐことができそうです。
オーナーの川島さんによると、中国からの旅行に来た女性がひとりで長期滞在するケースや、名古屋や岐阜など近隣在住のカップルが週末婚のように、お互いの家ではなくここに泊まって家族っぽく過ごしたりするようなこともあるのだとか! いろんな使われ方があるのですねー。
ひとりで個室を使ってプライバシーばっちりの空間を確保できるのはいいけれど、ちょっとさみしいな、というときがあるはず。ここはそんなとき2階の共有ラウンジにも行って、宿泊者同士コミュニケーションを取ることもできる、という柔軟性があるのがよいと思いました。
新幹線以外に名鉄新羽島駅もあって結構便利!
実は、岐阜羽島駅にはもうひとつ駅があります。名鉄新羽島駅、発着駅で名鉄岐阜駅方面に向かって1時間に4本程度走っています。
駅前に飲み屋街、みたいなのは残念ながらないのですが、名鉄で少し行ったところにある古い町並みが残る竹鼻周辺には、郷土料理のれんこん料理やうなぎ、煮込みうどんなどローカルフードが食べられるレストランもあるようす。また、このあたりも名古屋圏の文化、喫茶店のモーニングサービスがすごいんだそうです。
岐阜羽島というと新幹線移動のことばかりを考えがちですが、ゲストハウスのヘビーユーザーにとってはJR在来線やその他ローカル路線なども気になりますよね?
岐阜羽島駅は前述の通り、JR新幹線の専門駅ですが、駅前からJR在来線大垣行きのJRバスも出ています。所要時間は40分くらいかな?
大垣駅というと18キッパーにはおなじみ東京発大垣行き夜行列車 「ムーンライトながら」の終着駅。ここから関西方面などに乗り継ぐわけですが、COCONEに宿泊する前後にこうした列車を使って旅をしてみるのもちょっと楽しそうです。
大垣駅からはJR高山線を利用して郡上八幡や飛騨高山〜富山方面まで行くことができますし、当然新幹線を使えば、名古屋・京都などにはすぐ出られるのもいいですね。特に海外からのJRパスホルダーにはたまらない立地ではないかなと思いました!
オーナーの川島勝彦さんにお話を聞きました
COCONEでは基本的には無人でのオペレーションを目指しており、チェックイン・アウトは専用の機械を利用して行っていますが、オーナーの川島夫妻も頻繁にゲストハウスに足を運び、宿泊ゲストと積極的にコミュニケーションを取られています。
川島さんは、もともとこのあたりご出身。また、金沢で民泊事業も営んでおり、ご縁あってこの岐阜羽島駅前の土地と巡りあい、今後のホステル事業の可能性を感じゲストハウスを営むことを決意したのだそう。以前から自宅に外国の方をホームステイさせたりすることも多く、その交流が楽しかった経験があったからこの仕事をすることにした、と話してくださいました。
ご自身でも英語を学び、Facebookで積極的に情報発信するなど、とてもアクティブに事業に取り組んでおられます。川島さんはモータースポーツ関連のお仕事?もされていたそうで、鈴鹿サーキットの周辺情報やクルマにもとても詳しいそう。もし宿泊したとき、川島さんがおられたらぜひいろいろ質問してみてくださいね。きっと詳しく教えてくださると思います!
編集長が見た「ここがいいね!」ポイントは?
COCONE周辺は新幹線駅前という立地もさることながら、格安の駐車場とレンタカー屋さんも多いんです。なので、ここをベースに車であちこち移動したいという利用の仕方も実は便利なのではないでしょうか。
ゲストハウスは新築なのでとにかくきれいで清潔!キッチン設備が充実しているのと、無人でのオペレーションを進めながらも、朝、川島さんが宿におられる率も高く、ちょっとした質問をしたり交流できるのもいい。使う人によっていろんな用途で宿泊できるのがこのゲストハウスの大きな特徴でありよきポイントだと思いました!
ゲストハウス岐阜羽島心音(COCONE)
立地最高、便利で清潔!ビジネスライクな宿では物足りない人に
〒501-6302 岐阜県羽島市舟橋町宮北6−1
料金:ドミトリー2400円~ 個室2名~5名 6000円~
TEL :058-227-9472
Webサイト:https://guest-house-gifuhashima-cocone-jp.book.direct/ja-jp
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